鈴の音が心地よい季節になってきました。家の中にいても金木犀の香りが漂ってきてよい気分。
秋の夜長は手仕事が楽しいですね。
お弁当のラベルに押してあるスタンプは、ゴム版を使ってひとつひとつ手作りしたものなのですが、今回秋の行楽のお弁当用に新しく「もみじ」を作りました。ゴム版スタンプ、簡単ですが作り方をご紹介します。

まず紙にスタンプのデザインを描きます。
今回は旅先で拾った紅葉をお手本に。

トレーシングペーパーを上から重ねて、下絵に沿ってしっかりなぞります。(濃い目に)

下絵をなぞったトレーシングペーパーを裏返し、ゴム版(ホームセンターなどで買えます)に重ねて、上からよく指でこすり、ゴム版に絵を写します。

U字型の小さめの彫刻刀で掘っていきます。
まず線のアウトラインを掘った後、もみじの内側の鉛筆以外の青い部分を削ります。

ハサミで大まかに切り取り、

もみじの形にそってさらに切り取った後、背景の青い部分をすべて削ります。

木片などに、厚みとクッション性のある両面テープで貼り付けてできあがり。(貼る前に、木片の「背中」にスタンプしておくことを忘れずに。)

2個のもみじスタンプが出来上がりました。もう一つは線と背景を反転させて掘ったのでまた違った表情に。たくさん押したらなんだか風呂敷の柄みたい。
好きなインクで楽しみます。2,3色使ってグラデーションにしても素敵。
ちょっと失敗してしまっても、インクをつけて押してみると意外とそれが味のある風合いになっていたりして、それがまた手作りならではの良さかもしれません。
手作りスタンプ、ぜひ作って遊んでみてくださいね。
お弁当用のスタンプも、少しずつ増やしていけたらな、と思っています。