ご近所の方から「ガーデンハックルベリー」をたくさんいただきました。

一般的なスーパーなどでは見かけないので、あまり知られていない植物かもしれません。ブルーベリーによく似た実ですが、甘みはなく、ナス科の植物で、トマトやナスの仲間のようです。

ジャムにするのが一般的なようですが、たっぷりの量を頂いたので、染物に使えるかも、と思い自然染めをしてみました。

鍋にベリーとひたひたの水を入れて火にかけ、つぶしながら煮ていきます。

ざるで濾した後、煮出した染料を再び鍋に入れ、染めたい布を入れてぐつぐつ。(布は染める前に下処理<豆乳とぬるま湯を合わせた液に浸し、軽く絞って乾かす>をしてから染めると、色がよく入るようです。)

しばらく煮てから布を取り出して絞り、水洗いした後、ミョウバンを溶かした焙煎液に浸して色を定着させます。

この染料と共に鍋で煮る→焙煎液に浸す、という作業を繰り返し、好みの濃さになったら最後によく水洗いをして乾かして完成。

コットンやウール、シルクなど手持ちの布をいろいろ染めてみました。ハックルベリーそのものの色は鮮やかな紫でしたが、出来上がった布は濃淡さまざまなブルーの色合いに。

色が褪せてもう変え時かな、なんて思っていたインナーなども新しく新鮮に生まれ変わったようで、また長く大事に使えることが嬉しいです。

この自然染め体験、想像以上に感動的でした。

植物たちと共同作業しているような、そんな感覚で、大自然の「生きた」豊かな色彩が自分の生活に流れ込んでくるような、どこまでも広がっていくような、不思議な感覚。

面白くて、ガーデンや畑にたくさんあったマリーゴールドの花を摘んで白いシャツを染めてみたらパキッとした黄色に染まりました。

自然の色、というとアースカラーのような素朴で渋い色や淡い色を想像したりしますが、自然界にはもっとカラフルで鮮やかでビビットな色もたくさんあるのでしょうね。

染め体験をしてみて、自分はすでに出来上がったものを買って、使って、捨てる、というサイクルがいつの間にか当たり前になっていたかもしれないな、なんて気づいたりもしました。

こんな風に、日々暮らしの中で使うものを自分の手を使って、自然と一緒に生み出していくって、とても有機的で、なんだか安心感とやさしさに包まれる、なんて美しい体験なんだろうと感じました。

また季節ごとに、庭の植物で自然染めを楽しんでみたいと思います。

お店の料理ももちろん!自然の彩りを楽しんで頂ければ、と思います。

ほっくり京芋が採れ始めたので、今週のランチコースのお肉料理は、京芋揚げニョッキとチキンのトマトソースです。

地粉で作る京芋の揚げニョッキはこの時期だけのおたのしみ、わが家でも大人気です。